母乳育児 WHOとユニセフ

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●WHOとユニセフのとりくみ

母乳が出るか出ないかは、出産直後の過ごし方によって大きく左右されます。

母乳は、赤ちゃんが頻繁に吸うことによって作られます。

本当は母乳不足ではないのに、最初からたくさんミルクを飲ませていると体は母乳を作らなくてもいいんだと判断してしまいます。

他に、出産直後から授乳を開始するか、時間にとらわれずに頻繁に授乳しているか、きちんとした知識をもった専門家の指導があるかなどが鍵を握っています。

WHOとユニセフは、こうした条件を【母乳育児を成功させるための10か条】としてまとめ、その10か条を満たしたと認められる産院に【赤ちゃんに優しい病院】の称号を与えることにしました。
●母乳育児を成功させるための10か条(産院に対して出されたものです)

(1)母乳育児推進の方針を文章にして、すべての関係職員がいつでも確認できるようにしましょう。

(2)この方針を実施するうえで必要な知識と技術をすべての関係職員に指導しましょう。

(3)すべての妊婦さんに母乳で育てる利点とその方法を教えましょう。

(4)お母さんを助けて、分娩後30分以内に赤ちゃんに母乳をあげられるようにしましょう。

(5)母乳の飲ませかたをお母さんに実地に指導しましょう。また、もし赤ちゃんとお母さんが離れる場合にも、お母さんに母乳の分泌維持の方法を教えましょう。

(6) 医学的に必要でないかぎり、新生児には母乳以外の栄養や水分を与えないようにしましょう。

(7)お母さんと赤ちゃんが一緒にいられるように、終日、母子同室を実施しましょう。

(8)赤ちゃんが欲しがるときは、いつでもお母さんが母乳を飲ませてあげられるようにしましょう。

(9)母乳で育てている赤ちゃんにゴムの乳首やおしゃぶりを与えないようにしましょう。

(10) 母乳で育てるお母さんのために支援グループ作りを助け、お母さんが退院する時にそれらのグループを紹介しましょう。

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