妊娠　排卵　排卵日を知る　排卵時期を知る　基礎体温

●排卵日を知る

基礎体温を毎日計ってグラフに記入し続けると、一定の周期をもった曲線があわられます。これは成熟した女性特有の現象で、２つの女性ホルモン（卵胞ホルモンと黄体ホルモン）の分泌量の変化に関係があります。

両ホルモンとも子宮内膜を育てる作用があり、月経周期の前半は主に卵胞ホルモンが、後半（排卵後）は黄体ホルモンが分泌されます。
黄体ホルモンには子宮内膜を育てるほかに、体温を上昇させる作用がありますので、月経周期の後半は前半よりも高温になるわけです。

生理不順な人（私もそうです！）は、次の生理がいつ来るのかわからなくて、予定をたてたりするのに困りませんか？
根本的な原因を突き止めて必要であれば治療を行うのがよいのでしょうが、なかなかそうもいかないのが現状です。
生理周期には個人差がありますが、それは主に低温期の長さによるもので、高温期の長さは約2週間（12〜16日）とほぼ一定しています。
高温期から約14日後、体温が下がりはじめたらもうすぐ生理がくることを示しています。
（低温期と高温期の境が全然ないという人は【無排卵月経】の可能性がありますので、産婦人科で一度診てもらいましょう。）

上記とダブりますが、生理があっても排卵がおきていない場合（無排卵月経）があります。生理不順でも、排卵があることがわかれば妊娠は可能です。
なお、初潮後の数年間や更年期には排卵のない不順な月経が続くことがあります。

排卵後の卵子の寿命は約24時間、精子の受精能力は約3日間といわれます。
したがって、排卵日とその前の3日間および後の１日の計5日間が最も妊娠しやすい時期と言えます。

妊娠の初期症状でも述べましたが、妊娠すると高温期が続くようになります。
高温が3週間以上続くようならまず妊娠の可能性が濃厚と思って下さい。
⇒この頃になると検査薬で陽性反応が出る頃です。心配な人は調べてみましょう。
薬局で簡単に手に入りますし、もちろんインターネットでも入手できます。

早く気づけばそれだけ生活に気をつけることができますし（妊娠初期は流産の危険性が高く、胎児が薬などの影響を受けやすい時期でもあります。）、もし中絶をする場合でも母体への負担が最小限で済みます。

妊娠による高温期は、少なくとも3〜4ヶ月間は続きます。もしこの間に基礎体温が下がってきたら流産の危険性がありますので、すぐに産婦人科で診察を受けましょう！

妊娠した場合、一般的には最終月経の初日から280日目を計算して出産予定日を決めています。しかし生理周期には個人差がありますから、一定したものではありません。
基礎体温をつけているとおおよそ正確な排卵日がわかりますから、【排卵日から266日目】を出産予定日と計算することができます。
これは前述によって出した出産予定日よりはるかに正確で合理的な予定日となります。