実際に妊娠がはじまるのは、受精があってからです。
本当の妊娠期間は受精してから266日間で、その最後の日が予定日になるわけですが、誰しも正確な受精日を知ることは不可能です。
よって、最終月経のはじまった日から数えて280日の日(妊娠40週)を計算して予定日としています。
予定日はあくまで予定日ですから、その日に産まれてくるとは限らず、ほとんどがその前後に産まれています。
月経が不順な人は受精が遅れ、従って出産も遅れることが多くなります。
予定日の前3週間(妊娠37週)から後2週間(妊娠42週)の間に生まれてくれば、正期産です。
その前なら早産となり、低体重児や心肺機能がまだ未熟なケースが心配されますが、現在は産院の適切な処置が施され、助かる場合も多いです。
42週を過ぎると胎盤機能の低下が心配されます。
産院によっては陣痛促進剤などを使用して分娩へと誘導するケースも多いでしょう。
初診の時に最終月経日から計算した出産予定日はだしますが、あくまでも目安であり、その後の診察で胎児の発育状態から予定日補正を行うことも多いです。 |