妊娠中の適正な体重増加は8から12キロくらいとされています。
内訳は胎児や羊水、胎盤で約6キロ、残りは母体の乳房や脂肪、血液などです。
(この残りの分も、出産・育児に必要な大事なエネルギーです)
胎児の順調な発育を見るために毎回体重を測定します。
太りすぎもいけませんし、増えなさすぎも心配です。
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●体重増加の心配事 |
妊娠中は赤ちゃんへの栄養補給や出産へ向けて体が準備しようとホルモンを出すため通常より太りやすくなります。これはいたって正常なことですが、体重が増えすぎると、妊娠中毒症や難産の原因にもなりますので注意が必要です。
つわりの時期が終わると急に食欲が旺盛になり、食べても食べても入る、というママが少なくありません。また、体を気遣うことからどうしても運動不測になりやすく、カロリーを消費しにくいということもあります。
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●初診時の注意 |
初診では、超音波検査と尿検査、内診などでで妊娠しているかどうかを調べます。
妊娠していることがわかったら母体にトラブルがないか血液検査をします。(場合によっては2回目の受診時になることも)
日ごろから基礎体温をつけている場合は持参して医師に見せると、より正確な出産予定日をきくことができます。
内診があることを予想して、脱ぎ着のしやすい服装で行くといいです。仰向けに分娩台のようなイスに座り、カーテンの向こうで医師が診察しますので恥ずかしいことはありませんが、スカートで行くと下着を脱ぐだけなので恥ずかしさは幾分和らぐでしょう。
内診は痛くもないですし、数秒で終わることがほとんどです。リラックスしましょう。
妊婦検診・出産は保険が適用になりませんので風邪などで病院にかかる場合より多めにお金を持っていくと安心です。(大体初診で5000〜7000円くらい。最近はクレジットカードも使えますね。)
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●最近の傾向・・? |
最近、体重増加をとても厳しくチェックする産婦人科が多いと聞きます。
妊娠前の体重が多めというわけではないのに、妊娠中の体重増加を6キロまで!などとし、増えすぎると怒られるとか・・・。
これってどうなんでしょうか。私には疑問に感じます。
6キロでは、胎児・胎盤・羊水など本当に実質増えている部分だけしか体重増加は認めないということですよね。
妊娠すると母乳を作るため赤ちゃんに栄養を送るため、母体は脂肪を蓄えようとします。体が必要だよ!とサインを出すから自然に増えるようにできているはずです。
私は厳しい体重制限の指導を受けたことがないので、実際先生にどのように説明されるのかわからないのですが、適正な体重増加くらいはないと、はっきりいって産後がキツイです。
産後、母乳育児をすると体重はどんどん減ります。(個人差はありますが)
私は妊娠中10キロ体重が増えましたが、産後すでに14キロ近く減っています。妊娠前よりずっとたくさん食べているのにさらに4キロ減ってしまいました。
10キロのうち私の体の脂肪になった分は約4キロなので、合計8キロ分の脂肪を消化してしまっている計算です。それだけ出産と育児はエネルギーを使うものだということです。
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